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輸入車と日本車の違い、第4弾 デザイン編 その1

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January 26,2021

輸入車と日本車の違い、第4弾 デザイン編 その1

輸入車と日本車の違い、第4弾 デザイン編 その1

輸入車と日本車の決定的な大きな違いの1つは、

ズバリ、デザインの差です。

輸入車はオシャレだと思っている人も多いと思います。

しかし、残念ながらそれは日本車はダサいという隠語も含んでいます。

もちろんデザインに関しては好みの部分の大きいと思いますし、

日本車の中には素晴らしいデザインの車も中にはあります。

しかし、それは全体的に見て、輸入車の方が圧倒的にオシャレですし、

輸入車はダサいとはあまり聞いた事がありません。

それでも、果たして単なる好みの差と片付けて良いのでしょうか?

輸入車=オシャレ

日本車=ダサい

では、なぜそのイメージが定着しているのか

次の5つの理由が主に考えられます。

1. ブランドアイデンティティー

2. ロゴ

3. プレスラインの美しさと意味

4. モデルサイクルの違いと売れるかどうかの呪縛

5. ドイツから見た日本車、日本から見た中国

1.ブランドイメージとアイデンティティー

輸入車メーカーはブランドイメージとアイデンティティーを

凄く大切にし最重要している。

例えばBMWは、世界中の誰が見ても、車のことが詳しくなくても、

興味がなくても、BMWの車とわかります。

MINIは誰が見てもMINIですし、ベンツは誰が見てもベンツです。

一方、日本車は、トヨタにしても日産にしても、そのメーカーらしさは薄く、

エンブレムを見ない限り、誰でもわかるとは言い難いです。

トヨタの特徴は?と聞かれても、これといって説明できるものはない。

日産でもホンダでも同じ事。

また、BMWでもJEEPでもMINIでも、ニューモデルが出ようが

古いモデルだろうが一目で、そのメーカーの車とわかります。

日本車は新しいモデルと古いモデルでは全然違ってしまうし、

前のモデルはあまりの変わり様に

思い出すことも出来ないことさえある。

言い換えると、輸入車はデザインに一貫性があり、

伝統や所謂『らしさ』が脈々と受け継がれている。

一方日本車は、フルモデルチェンジでごろっと変わってしまう。

また兄弟車や名前が変わって後継車として生まれ変わることも。

また、輸入車メーカーにはそのブランドを大切にするばかりでなく、

その歴史とアイデンティティーを凄く大切にしています。

それはピクトグラムデザインをもって置き換えるとよりわかりやすい

楕円形が3つの、その大きさと配置だけで、誰が見てもMINIとわかります。

また、丸2個のあいだに縦長の図形が並んでいるだけで、

あ、JEEPだとわかります。

image-輸入車と日本車の違い、第4弾 デザイン編 その1 | Car Shop dearSign

このようなメーカーが示すアイデンティティーは日本車には殆ど見当たらない。

例えば、LEXUSはこれらの輸入車メーカーのアイデンティティや特徴、モチーフに習って、

BMWのキドニーグリルもを模して、スピンドルグリルを全面に押し出していますが、

これらも迷子になりつつあります。

キドニーグリルもを模してというのも、BMWの歴史と伝統には敵いません。

それもLEXUSは北米でこそ、1989年からトヨタとしてだけでなく展開されているものの

本格展開は2005年ごろとたかだか15年ほどで何十年もの歴史ある世界的ブランドと

対抗すること自体無謀ともいえる。

対抗するのではなく、独自の路線を展開することこそ、

これらの歴史の差を少しでも埋める近道なのかもしれない。

続いて、2.「ロゴ」についてを次回お送りします。

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