究極のエンジンレスポンスを考える
レスポンスとは何か。つまりそれは反応のことである。
エンジンレスポンスとはアクセルを踏んだときにエンジンがいかに反応するか、
つまり回転がいかに気持ちよくスムーズに上がるかと言うことである。
エンジンレスポンスを向上させるには様々なことが考えられる。
エンジンレスポンスを考える上でやはり、最終的にはエンジンの内部を考えることが重要である。
ではどのようにエンジンレスポンスを向上させるために内部を確変させるか。
それはやはりレスポンスを語る上ではクランクシャフト、コンロッド、ピストンが重要と言える。
そこにはいくつかの例とヒントがあり1部紹介したいと思います。
まずは、スバルインプレッサstiのGDB型の限定車
S203、S204。
この車のエンジンEJ20は、
クランクシャフトやコンロッドの重量バランスを職人が1本1本さらに精度を細かく誤差を切り詰めた。
純正はなかなかない精度のパーツを生み出している。
クランクシャフトは超高回転に回転するシャフトの振動やブレをカウンターウエイトと呼ばれる言わば重りにより、そのバランスを保っている。
このことによってインプレッサは純正とは比較にならないほどのアクセスレスポンスの良さ鋭さと気持ちの良いエンジンfeelを実現させた。
次にエンジンレスポンスの究極と言えば思い出されるのが、マインズGT-Rです。
内部はで手を加えられた、
RB 26のエンジンを作り上げた。
クランクシャフトを極限まで薄肉化つまり軽量化させた究極のクランクシャフトが有名である。
このクランクシャフトは強度に影響がないギリギリの範囲まで計算しつくされるほど余計な肉を削ぎ落
として軽量化を実現させた。
具体的には、純正のカウンターウェイトはシェイプが立っているが、
テーパーが立つほどカウンターウェイトを削り出しされている。
それにより純正より約2キロの軽量化を実現させている。
またコンロッドもH断面やI断面の鍛造セイに変更されている。
純正のコンロッドに比べ強度が上がっただけではなく軽量化も兼ねている。
マインズのエンジンピストンはチタンコーティングされており表面強度も精度も上がっており耐久性も上がっている。
この究極のエンジンフィールを求めるためには、
軽量化され発熱性が高まったため水が流れる溝の太さも大きくなったブロックで
ノーマルのブロックより強化されたN1ブロックではなく
GTブロックに変更されている。
それによってエンジンフィーリングは
モーターのように鋭く、NAエンジンの様な気持ちの良い圧倒的なレスポンスを実現させた。
これらの例は実在するエンジンなのでここまで究極にエンジン内部を手を入れることにより、
究極のレスポンスが手に入る。
まさに究極と言える。
次回はコーナリングレスポンスについてひもといていきたいと思います今日はこの辺でバイバイ。