最近のくるま2
最近の車はナビやオーディオシステムといった一連のシステムが
大型かつタッチパネルのディスプレイを採用している。
オーディオやナビシステムだけではなく、
スピードメーターやタコメーターといった
ドライバーズディスプレイにも
液晶パネルが採用されている。
また最新鋭の液晶パネルにはLEDパネル
を採用しているものもあり、
輝度も高く画質も美しい。
高寿命・低エネルギーという観点から
SDGsに取り込むメーカーは
最新のテクノロジーと言う位置づけでも
最近よく採用されている。
半導体や液晶パネルやLEDそのものの
品質が向上して確かに高寿命になっている事は間違いない。
しかしこれらの機器はあくまでも
電子デバイスであり絶対故障しないわけではない。
当然パソコンのようにプログラムや
言語アプリケーションなどが
内蔵されていることもあり、
これらのシステム的な異常やエラーの場合もあるが、
ハードウェア的な半導体の不良など絶対故障しないものではない。
コンデンサの寿命、ハンダの酸化、チップ自体の故障、、、
またこれらの精密電子機器は、繊細かつ高性能のため、
昨今のワイヤレス化に伴う電波や周波数の影響、
かつ電磁波の影響がないわけでもない。
これらの電子デバイスはパソコンのように
手軽に再起動できるものばかりではない。
エンジンを停止し再始動するには
どこか安全な場所に車を一旦止め
それから再始動といった煩わしさが残る。
こういったハイテク最新テクノロジーを
採用する事は自動車の日進月歩にとっては
必要不可欠なものではあるが、
絶対に壊れないものではない。
自動車のように安全が伴うものに
どんどんと採用されていた場合、
万が一いや絶対起こるであろう故障や
不具合のことをメーカーはどこまで念頭に
置いて採用しているのか甚だ疑問に残る。
このように廃止最新のテクノロジーは
便利で非常に使いやすい反面、
一度故障した場合や不具合が起きた場合、
また修理が必要な場合は決して手頃に手軽に
直せるわけでもなくまた修理代も高額になるだろう。
部分的に直すことが困難で、
ユニット丸ごと交換になるからである。
よって昔のように簡単な構造なものの方が
実は使いやすくて安全なのかもしれない。
綺麗でみやすい大型のディスプレイは
スピードメーターなど安全に関わるものに
壊れない前提で採用する場合は
些か危険である。
当たり前採用されているハイテク機器。
壊れないこと前提で物事を進めるのではなく、
やはり壊れるのが当たり前と考えた方が良い。