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これからの車の未来 電気自動車について ① 電力とエネルギーについて考える

CAR DESIGN
May 09,2022

これからの車の未来 電気自動車について ①

これからの車の未来 電気自動車について ①

 

そもそも、電気自動車に移行して本当にエコなのか。

そもそも電気は、何によって生むことができるのか。

 

それはいうまでもなく、発電所である。

発電所で電気を生み出し作っている。

 

日本の電力のそのほとんどが火力発電で賄っている。

そのシェア実に84%と、かなり火力発電に依存していることがわかる。

原子力発電はどうかというと

日本の原子力発電所はほぼ稼働していない。

 

その火力発電は脱炭素に反している。

そう、火力発電は、結局化石燃料で、

二酸化炭素を排出する構造は、

内燃機関で、ガソリンを燃やして動かすガソリン自動車と何ら変わらない。

 

このガソリン自動車が電気自動車に置き換わったとしても、

その電気は、火力発電生み出し、燃焼機関で作り出し二酸化炭素を排出する構造は同じである。

電気を使えば使うほど、

化石燃料で電気を生み出している。

 

エコのためにやっているように見える電気自動車もこれでは本末転倒である。

 

 

では、その化石燃料である火力発電に置き換わる有力候補は

原子力発電であるが、、

 

ヨーロッパの国々では、原子力発電を積極的に稼働し、

重用されているが、

昨今のウクライナ戦争で、原子力発電の危険性が指摘されている。

むしろ有事には危険に晒されてしまう。

また原子力発電は、永久的に稼働できるわけではなく、

100年ほどでその使用期限が終わり廃炉となる。

廃炉に溜まった廃燃料つまりデブリの処理に300年かかると言われる。

 

つまりリサイクルにとてつもなく時間がかかり、

全て原子力に置き換わるというのは、先々の未来のことを考えると現実的ではない。

 

 

では、より安全で、クリーンな自然エネルギーとして、風力発電があげられる。

が、風力発電に至っては地形と、天候に左右されるので、安定供給が難しい。

太陽光エレルギーもエコなイメージがあるが、

太陽光パネル1枚作るのに、どれほどの材料とエネルギーが必要か。

水力発電にせよ、風力発電にせよ、原子力発電にせよ、

脱炭素エネルギーとして、化石燃料である火力発電に置き換えようにも、

それらの発電所を建設する資源やエネルギーはとてもエコではない。

 

 

電気はクリーンで脱炭素なエネルギーに思えるが、電気を作る元である、

発電所を込みで考えなくてはいけない。

自動車全体の1割程度でしかない電気自動車が、

9割を占めるガソリン自動車に置き換わったとして、

そのエネルギーの電気はどうやって賄うのか、供給するのか、、、

とても、無謀な計画といえよう、、、

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