【interview】私がクルマを好きになった理由~ファッションと車~2 ページ目
女性がクルマに関心を持つためにはサポートが必要?
DS:当店が「女性のための車屋さん」と聞いてどう思いましたか?
青木:他にないっていうことで珍しいなと思いました。車に対して苦手意識のある女性が多いと思うので、そういう方にすごくいいなと思いました。
DS:女性はあまり車に興味がないともいわれますが、車好きな青木さんからみて、それはなんでたと思いますか?
青木:難しく考えてしまうんですかね。メンテナンスのこととか、価格のこととか。そういうのがわからなくて男性任せにしてしまうのかなと。
DS:機械が苦手で・・・というところからですかね。
青木:そうですよね。
DS:青木さんは機械は得意ですか?
青木:いえ、全然得意じゃないです(笑)
DS:笑。 機械は得意じゃないけど車が好きになれたのは、どういった経緯があったからでしょう?車に興味のない女性、苦手意識を持たれている女性の方に向けて何かあれば。
青木:機械が苦手な私でも車が好きでいられるのは周りのサポートがあったからかなと思いますね。困った時に相談できる場所があったりとか、トラブルがあってもうまく対処できるとかが安心材料になりますよね。苦手意識がなくなると興味が持てるようになるかなと思います。
DS:不安を取り除いて安心が生まれ、次に興味へとつながるということですね。当店でも「不安や疑問をなくす」ということを大事にしてお話させていただいているので、そこから自分らしい車との生活に興味を持ってもらえたら嬉しいです。青木さん自身、今、車に対する疑問や不安なことってありますか?
青木:乗り換えとかかな。当面車は必要なので、どういうタイミングで売ったり買ったりするのがいいのかとか。そういうところは常にアンテナをはってますね。
DS:そうですよね。カーライフってずっと続いていきますし、全体的なバランスを見ながら好きな車に乗っていきたいですよね。そういう観点でも「女性のための車屋さん」として、車だけでなくその人その人のカーライフをサポートしていきたいです。ちなみに次はどんな車いいとか、すでに考えられてますか?
青木:SUVが好きなので、今度は輸入車のSUVがいいなーと思っています。
DS:今は国産のSUVですが、輸入車というフレーズが出てきたのは?
青木:車が自分のファッションの一部っていうところもあるので、国産車にはない見た目のかっこよさやブランドイメージとかステータスになるかなと思って、次の購入は輸入車を視野に入れています。
女性と車と魅せ方
DS:見た目のカッコよさというフレーズも出てきましたが、「美」をお仕事にされている青木さんから見て、女性と車における「美」ってなんでしょうか?
青木:車は自分の自己表現だと思っています。見た目のブランディングをしていますが、車もその要素になります。ディテールで言えば、オープンカーで女性の髪がなびいている感じや、ドアを開けて車から降りてくるときに「コツッ」とヒールの音がなるとか、そういうディテールという面で女性と車の美しさが演出できるように思いますね。
DS:さすが、青木さんの視点ですね。
青木:そこまで細かくなくても「あの車から降りてきたこんな人(というイメージ)」になりたいなという気持ちがあれば、それに向かって変わることも楽しいと思いますよ。
DS:なかなか自分が変わるって、一人じゃできなかったりする女性も多いと思いますが。
青木:そこはマインドの面が大事ですよね。例えば美容院に行って髪がきれいになって、それを周囲の人から褒めてもらうってテンションがあがるように、そういった積み重ねが女性の美になっていると思います。なので周りから褒められたり、自分の中のテンションがあがることは変わるきっかけになると思います。
DS:クルマが変わって自分も変わる。ディアサインでもキャッチコピーにしている言葉です。
青木:メイクや見た目の観点も一緒で、自分のテンションがあがることが大事ですね。
車の運転を楽しいと感じるようになったのは
DS:車は運転も好きだとお聞きしましたが、運転を楽しいと感じている理由とか楽しいと感じるようになったエピソードがあれば教えてください。
青木:以前乗っていた車がちょっとスポーツカー仕様の車だったということもあって、運転していてハンドルや足回りがすごく安定していて、シートも長時間運転に耐えられるもので、それがすごく感動しました。
DS:その車に乗り換えたことによって、運転の意識が変わったんですね。
青木:それまではそんなに運転も好きじゃなかったですが、その車に乗り換えてからは「私どこへでも行けるな」と思えるようになりました(笑)。そこからけっこう高速に乗ってどこでも行けるようになって、運転も全然苦じゃなくなりましたね。
DS:もともと運転は苦手というほどではなかったですか?
青木:苦手というほどではなかったですけど、仕事でよく運転しないといけなかったので、プライベートまでは長時間運転はしんどいし、したくないなと思っていましたが、車を変えるだけでこんなに違うんだと。
DS:それまでの車とは違いがすごくあったんですね。
青木:そうですね。最初の車はハンドルも教習所時代で習った10時10分の位置で持って、その姿勢で緊張しながら運転してすごく疲れました。でも車を変えてからは、全然そんなことをする必要もなくて。
DS:具体的にどんな風に感じましたか?
青木:ちょっとアクセルを踏んだだけでスッと進むので疲れを感じることなくラクに運転ができました。安定感、車に守られている感をとても感じましたね。すごく楽に、どこでもいけるなと(笑)。
DS:安定感、安心感って運転をする上で大事ですよね。その乗り換えて感動したという車は何だったんですか?
青木:BMWのMスポーツです。買う前に試乗することができて高速道路のジャンクションを利用しましたが、普通カーブがきつい場所ですが、スピードを落とさなくても安定した走りができたんですよ。そこにすごく感動して購入したんです。全然ブレないくてほんとびっくりしました。地にはって走っている感覚がしました。高速の勾配も気にすることなく走れるのがストレスフリーで、主人が運転しなくても私がどんどん運転できちゃうので、結果として遠くまでのお出かけもできちゃいますね。
青木さん自身もスタイルがよくモデルさんみたいなので、愛車との写真がさまになりますよね。
ご自身が興味のあった音楽やファッションの世界の中にあった「車」。
そこから車へ興味を持たれたエピソードは、納得するところがありました。
車は移動手段であり、自分の好きを表現するアイテムの1つであること。
皆さんの「好きを表現してくれる車」は何でしょう?
当店では一緒にそんな車選びをさせていただいています。
青木美香さんも「表現」「魅せ方」について、「メイク」や「身だしなみ」を中心にしたセミナーや講演活動をされています。
詳しくはホームページをご覧くださいね。
青木さんありがとうございました!!
撮影 by:Ryohei Dokuni